「海外旅行に持っていく薬!」大人と子供編
皆さんは、海外旅行に行く際に薬を持っていきますか?
何のトラブルもなく、元気いっぱいに旅行できるのが一番ですよね!
でも、我が家の旅行は、意外と思いがけないトラブルが起こります(^^;
昨年のクルーズ旅行も、機内で夫が足を捻挫して車椅子での帰国になり、成田空港職員
と航空会社に大変お世話になりました(-_-;)。
私はいつも海外旅行中に病気やケガをしたときのために薬を多めに持っていきます!
何故かと言うと、
- 海外旅行保険に入っていたとしても、現地で病院にかかるのはなかなか大変!時間がとてもかかるし、日本語通訳の人がいるかどうかも分かりません。貴重な観光時間が減ってしまいます。
- 処方される薬も日本と違う薬になるので、普段から慣れている薬の方が安心です。
- 日本にはない薬になると、帰国後日本の病院へかかっても同じ薬がないので詳細が分からないということもあります。
以下の薬は、病院で処方してもらう薬にはなりますが、同じようなものが市販薬であるものはご紹介しますね!
私が海外旅行に持っていく薬になりますので、宜しければ参考程度に見て下さいね。
また、ご不明点などありましたら、係りつけの医師に相談して下さいね!
大人の薬
1.ロキソニン
痛み止め(頭痛、腰痛など)、解熱剤として必ず持っていきます!
何度も飲むと胃に負担がかかるので、胃薬のムコスタも合わせて内服しても良いです。
カロナールよりも即効性があるので私はいつもロキソニンを内服しています。
ただし、腎臓が悪い方、胃潰瘍がある方、その他持病がある方は内服する量に要注意です!(医師に必ず相談しましょう!)
*市販薬の例
2.マグラックス(酸化マグネシウム)
旅行に出ると、野菜不足になり、なかなかトイレに行けなかったりで便秘になります。旅行先で便秘になると、せっかくの現地の食事が美味しく食べれないし、フットワークも重くなりますよね。便を柔らかくする作用があるマグラックス(酸化マグネシウム)を早めに飲むようにすると、便秘になりにくいです!
3.抗ヒスタミン薬(アレグラ、ビラノアなど)
私はアレルギー性鼻炎や花粉症があるので持っていきます。
万が一、現地の食べ物でじんましんが出たときにも内服します。
私は、眠気が一番少ないアレグラやビラノア、眠気が出るけれど効果の強いアレロックを持っていきます。ビラノアは数年前に発売された薬ですが、眠気が少ないのに、効果も高くて私自身もよく内服しています。ビラノアやアレロックは病院での処方になります。
アレグラに関しては、市販薬でも購入できます。眠気も少なく、副作用も少ないためアレグラは抗ヒスタミン薬で一番多く処方されている薬ではないでしょうか。
花粉症は蕁麻疹が出ても、忙しくて病院に行けない時にもドラッグストアで購入できるので重宝しますね!
*市販薬の例
4.抗生剤
私の場合はフロモックス、クラビットなど
旅行中、なかなかトイレに行けなくて膀胱炎になった時、歩きすぎて靴擦れから感染を起こした時(爪囲炎、蜂窩織炎)急性副鼻腔炎になった時などなどのために持って行っています。
大型連休後は、レジャーでの転倒後の手足の傷口、山登りでの虫刺されから感染を起こしたり、動物に噛まれたりして受診する方が増えます。
*抗生剤は残念ながら、ドラッグストアでは売っていませんので、上記のような症状が出た時には早めに現地または帰国後に病院を受診して下さい!
5.整腸剤(ビオフェルミン)
ビオフェルミン
現地で合わないものを食べて下痢をしたときに飲みます。アジアなど衛生状態が悪そうな地域に行くときには必ず持っていきます。
私はタイと、ネパールに行った時にはひどい下痢になり、ビオフェルミンを内服しました。
*市販薬の例
6.酔い止め(トラベルミン、ナウゼリン)
トラベルミン、ナウゼリン
船やクルーズに乗るときに持っていきます!
すごく効いているのかは微妙ですが、飲まないよりはマシなのかなと思います。
ちなみに、昨年のクルーズはかなり揺れましたが酔わなかったので使用しませんでした。
私はナポリからカプリ島までのフェリー、香港からマカオまでのフェリーに内服しました。
*市販薬の例

- ジャンル: 医薬品・コンタクト・介護 > 医薬品・医薬部外品 > 医薬品 > 乗り物酔い止め > 第二類医薬品
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- 価格: 440円
7.ヒルドイドソフト
機内や空港のトイレのソープ、海外の石鹸は、手が荒れます!
私は旅行すると必ず手が荒れるのでヒルドイドソフトをこまめに塗っています。
ドラッグストアで購入するハンドクリームでも良いと思います!
ただし、機内持ち込みは100グラムまで、大きいハンドクリームは没収されるので注意です。
*市販薬の例
8.ステロイド外用薬
海で日焼けしたとき、やけどしたとき、虫に刺されたとき、かぶれたときなど。
私は皮膚科医なので、ステロイドは強さに合わせて一通り持っていきます。
私は強い日焼けや虫刺されの時にはデルモベート軟膏(一番強いステロイド外用薬)やアンテベート軟膏をすぐに塗っています。(もちろんデルモベートはとても強いので体や手足のみに使用して、顔や首にはロコイドやリンデロンなどもっと弱いランクのものを使用します。)
アンテベートやリンデロンV軟膏、ロコイド軟膏などは、使用経験がある方も多いのではないでしょうか(*^_^*)
ステロイド外用薬はジェネリックや市販の薬は先発品と効果が異なりますので、症状に合わせて皮膚科で処方してもらいましょう。
海や山では日焼けしてしまった後にステロイドを塗るよりも、何より日焼けしないことが一番大切!日焼けどめをしっかり塗りましょう!
*日焼け止めの例
9.ゲンタシン軟膏
怪我をしたとき、足を擦りむいたときなどに洗浄したあとに塗ります。
子供たちもよく転ぶので持っていきます。
でも、一番大切なのは、怪我をした時には薬を塗ることよりも、シャワーと泡石鹸でよく洗うことです!洗わずに絆創膏をずっと貼っておくのはやめましょう。
よく洗うのは小さな砂などの異物を取るのと、細菌感染を予防するためです!
・口唇ヘルペスを繰り返す方は、
内服のバルトレックス かファムビルまたは外用薬のアラセナ軟膏を処方しておいてもらうと安心です。かかりつけ医に相談して下さいね。ちなみに、ヘルペスの内服薬と外用薬は保険上同時には処方出来ません。
私は基本的にはこれらの薬はスーツケースに入れておきますが、ロキソニンやマグラックス、アレグラなど少量は手荷物カバンにも入れてます。
海外に薬を持ち込むときには薬の説明書もいっしょに入れておいた方がよいと言われています。特に子供の粉薬は怪しまれたら嫌なので薬局でもらった薬の説明書も一緒に入れておきます。(でも、私は今まで荷物検査で薬のことを聞かれたことは一度もありません!)
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子供の薬
子供の薬に関しては、病院で相談して処方してもらいましょう!
以下は我が家が旅行に持っていく薬になりますので、参考程度に読んで下さいね。
1.抗ヒスタミン薬(アレロック顆粒、ザイザルシロップなど)
うちの息子は食物アレルギーがあるので、抗ヒスタミン薬を必ず持っていきます。
2歳まではザイザルシロップ(シロップを持ち歩くのはやや大変でしたが)、2歳以降はアレロック顆粒をいつも持ち歩いています。
娘もアレルギー性鼻炎があるので、適宜アレロック顆粒やザイザルシロップを内服しています。
我が家の子供たちは2人とも、アレロックやザイザルシロップの味を気に入ってくれて飲んでくれるので良かったです!
2.カロナール細粒、アンヒバ座薬
海外で発熱したときのために数回分持っていきます。
ただし、発熱が続くようならば現地の病院を受診した方が良いです。
3.ムコダインドライシロップ
アレルギー性鼻炎や鼻風邪などのときに内服しています。
4.ステロイド外用薬、保湿剤
息子のアトピー性皮膚炎、子供たちのあせも、虫刺されなどに使用します!
ロコイド軟膏~リンデロンV軟膏など
冬場や乾燥する地域ではヒルドイドなどの保湿剤も持っていきます。
息子はおむつかぶれをしやすいので、おむつかぶれに対しては、OGZ(グリメサゾン+亜鉛華軟膏の混合薬)を持っていきます。
5.ビオフェルミン
お腹を壊したときのために持っていきます!
6.ナウゼリンドライシロップ、座薬
船やクルーズに乗るときに持っていきます!
5歳の娘にはドラえもんの酔い止めも持っていく予定です。
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幸いにも、今まで子供たちが海外で風邪やトラブルが起こったことはなく、
使用したものは、抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬程度です(*^o^*)
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海外旅行保険には必ず入りましょう!!
当然ですが、旅行中のトラブルは発熱や風邪だけではありません!
クレジットカード付帯の海外旅行保険だけでは不十分なので、私は毎回海外旅行保険に入っています。
クレジットカード付帯の海外旅行保険では、特に「治療費用、疾病治療」が十分な額が必ず確認してください!海外での医療費は日本と比べてビックリするほど高額です(-_-;)
万が一、海外のレジャー中に骨折して入院などしたら大変なことになります。
我が家が今まで、損保ジャパンの海外旅行保険off(オフ)に入ることが多かったですが、子供が産まれてから最近は、「たびほ」の海外旅行保険に入っています。
「たびほ」のメリットとしては、「旅行キャンセル費用」と「旅行中断費用」がオプションで付けられることです。また、治療費用も高額の「5000万円」を選択できます。デメリットとしては、損保ジャパンのオフなどと比べて料金が高いことです。また、治療費用が「無制限」の海外旅行保険は他にもあります。
ただし、「旅行キャンセル費用」の条件はただ単に風邪を引いてキャンセルしただけではダメで、3日以上の入院を伴う場合や、渡航先での地震、噴火、テロの発生などと、条件は厳しいので、実際にお世話になる可能性は低いと思います。
しかし、小さい子供がいる我が家では、もしものことを考えて、こちらのオプションを付けています。(我が家は過去に子供が発熱して入院したこともありますので)
クレジットカード付帯の海外旅行保険は複数枚持つことで合算できる項目もあるので、組み合わせてみて、不足があれば海外旅行保険の利用をお勧めします。
海外旅行に行かれる際には海外旅行保険の利用を検討して見て下さいね!
我が家の海外旅行トラブル編
海外旅行では何が起こるか分かりません!
我が家もこれまでいろいろとトラブルがありました(^^;
足首捻挫
エミレーツA380 2階建ての飛行機内の階段で夫が子供を抱っこしたまま転倒、夫は足を捻挫しました(-_-;)偶然にも、目の前に外国の整形外科医師が座っており、救急処置、持参していたバンドで足首固定をしてくれました。エミレーツ職員さんや成田空港の職員さんに助けてもらって車椅子での帰国になりました。成田空港のスタッフの方は最後まで荷物も運んでくれてとても親切でした!
この時には成田空港からの帰りのタクシー代や整形外科受診代は海外旅行保険で保障されました。
シャルルドゴール空港でのロストバゲージ!
スーツケーツが2つともロストバゲージしました(-_-;)。パリで急遽、化粧品や衣類を購入しました。
3日間後にホテルに遅れて到着しましたが、それまでに必要だった購入品はレシートを提出して、海外旅行保険でカバーされました!助かりました!
タイで発熱
タイのコンビニで買ったハンバーガーを食べた夫が発熱(挟まれていたレタスがあやしかったです(^^;)タイの国際病院を受診して薬を処方してもらいました。日本語通訳の方がいました。こちらも海外旅行保険で保障されました。
北京でのオーバーブッキング
AirChinaでの成田から乗り継ぎの北京空港でのオーバーブッキング(^^;日本人数名が北京で取り残されました。成田からパリ行きなのに、乗り継ぎの北京までの搭乗券しか発券されなかったのでおかしいと思いました(-_-;)他の日本人でフランス在住の英語が堪能な方がカウンターで強く交渉してくれて、約6~8時間後の飛行機に搭乗+その間の滞在ホテル+300ドルをもらえました。その間、オーバーブッキングの日本人数名で万里の長城など北京観光をしました。
ネパールでの暴動、帰国後の嘔吐下痢
私は大学生の時に、海外医学交流研究会というサークルに参加していて、ネパールの首都カトマンズに現地の医療を数人の先輩と一緒に勉強しに行きました。現地ではJICAスタッフと一緒に医療機関を訪問しました。しかし、滞在中になんと宗教がらみの暴動が起こってしまい、寺院の焼き討ち、道路でタイヤが燃やされ、戦車が出動する事態になってしまいました。外出禁止令(カーフュー)が出され、ホテルに軟禁になってしまいました。数日後になんとか外出できる朝の2時間の間にJICAの車で空港から無事に帰国出来ましたが、帰国後に嘔吐下痢が止まらずに、病院で点滴を受けました(-_-;)帰国後で良かったです。。
子供が産まれてからは何より安全第一で行動しようと思っています!
私は毎回、旅行先の現地の病院や小児科の有無を確認し、病院の地図(グーグルマップ)を印刷して持って行っています。
元気に楽しく旅行できるように、しっかりと準備万全で旅行して下さいね!
楽しい旅行になりますように!!