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【花粉症対策2023】治療法と対策!薬(抗ヒスタミン薬、点鼻、点眼)やおすすめの市販薬など!舌下免疫療法やゾレアについて!?

花粉症対策 おすすめの薬や市販薬!抗ヒスタミン薬、点鼻、点眼など!

皆さんは花粉症の症状はありますか? 毎年、鼻水、鼻づまりにクシャミが続くと辛いですよね!

一般の方でも分かるように、花粉症のデータの解説および、花粉症のガイドラインを優しく解説しましたので、これを機に花粉症&治療&薬について一緒に学んで、しっかりと花粉症対策をしていきましょう!!

“花粉症のガイドライン”=”鼻アレルギー診療ガイドライン”で実際に医師が治療の際に参考にしているものです。 2023年春の花粉飛散予測は、例年比でみると九州や中国、四国では例年並みかやや多く、近畿、北陸ではやや多くなるでしょう。関東甲信は、東京では多く、その他の県は非常に多くなる見込みです。東北は非常に多く、北海道は例年よりやや少ないでしょう。東海は静岡のみ多い見込みですが、他3県ではやや少ないでしょう。

 2023年は花粉飛散量の少なかった昨年よりも全国的にスギ花粉の飛散量は多く、花粉症の方には辛い時期ですよね!市販薬であるアレグラ、アレジオン、クラリチンなどの抗ヒスタミン薬の中では比較的マイルド(弱め)ですから、辛い方は早めに病院で薬を処方してもらって下さいね!鼻噴霧ステロイド薬も(点鼻薬)も上手に使っていきましょう!花粉症皮膚炎はステロイド外用などで治療していきましょう。また、治療費用は高くなりますが、ゾレアという皮下注射の治療薬をする患者さんも増えてきていますよ。2週間~4週間に1回の注射の治療で、効果は高いので翌年も希望される方が多いです。 そして、スギ花粉が減ってきた5月くらいからは舌下免疫療法であるシダキュア開始を検討しましょう!

特に赤色で示されている地域は昨年よりも非常に多くなる予想ですので、 花粉症飛散時期までに治療開始が望ましいと言われています。                               (日本気象協会より画像引用 では、いつから対策したらいいのか?というと、
花粉症の方は、出来れば花粉症飛散時期より2週間前や症状が軽いうちから薬物療法を開始したほうが良いので、スギ花粉症の場合には、1月の終わりには開始した方がよいということになりますね!

花粉症の症状と言えば、クシャミ、鼻水、鼻づまり、目の痒み、花粉症皮膚炎・・etc症状が出る前から対策をすることで、発症後の症状を和らげてくれると言われています!

早め早めの対策&治療が大切ということですね! それでは、花粉症の対策や花粉症データ&もう少しステップアップしてガイドラインと治療について学んでいきましょう!

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花粉症対策の基本!

まずは、もう既にご存知の内容もあるかと思いますが、 花粉症の治療や対策については大きくわけて以下のように分類されます! ①抗原を回避・除去する。 ②薬物療法(抗ヒスタミン薬、点鼻、点眼)、抗IgE抗体(ゾレア)など ③手術(レーザー治療など) ④アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法など) ①、②、③は基本的には、対症療法の治療です。 症状を軽くしたり、和らげたり、花粉症を回避することで症状を進行しないようにする対策や治療ですね! 薬物療法では、アレグラ、ザイザル、アレロックのような抗ヒスタミン薬、アラミストやナゾネックスのような点鼻薬、アレジオン点眼、パタノール点眼のような点鼻薬を組み合わせて治療します。 最近では、抗IgE抗体であるオマリズマブ(ゾレア)での治療も増えています。ゾレアはスギ花粉症のシーズンのみ4か月程度投与することになります。私も花粉症に対して多くの患者さんに投与しておりますが、ゾレアの効果は高いと実感しております。ゾレアについては記事最後に記載しておりますので、ご参照下さい(*^^*)! ③については耳鼻科で日帰りのレーザー治療をします。 一方で、④のアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)は、根治治療(花粉症を治す)につながるもので、 スギ花粉舌下錠(シダキュア)という薬を毎日服用することで、体を慣れさせて、アレルギー症状を緩和する治療方法です。今のところ、舌下免疫療法は花粉症ではスギ花粉に対するものしかありません。約他には、ミティキュアというダニ(ハウスダスト、ホコリ)に対する舌下免疫療法があります。舌下免疫療法については、記事の後方のアレルゲン免疫療法の項目にも記載していますので、詳しく知りたい方はご参照くださいね(*^^*)! まずは、一番大切な①から見ていきましょう!

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花粉の抗原を回避、除去することは重要!

花粉症は、毎年スギやヒノキなどの花粉に暴露し続けることによって発症し、その後も増悪します。ですので、花粉を避けること、除去することはとても大切です!今年は関東地方では飛散量が昨年よりも増えると言われていますので、しっかりと対策しましょう。幼児でも花粉症は増えてきていますので、対策していきましょう。 花粉症の一般的な対策としては、

①外出時は、マスク、眼鏡、帽子の着用。

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おすすめマスクその1 
興和(コーワ) 三次元マスク ふつう Mサイズ ホワイト 7枚入×5個セット 人気の高い三次元マスク。実はこちらはANAのビジネスクラスで配布されているものと同じマスクになります!ANAの機内では個包装で配布されていますよ。 付け心地もよく、ノーズフィッターによって鼻の部分できっちりと角度を付けられるのでぴったりと装着できるのがおすすめポイントです! マスクは鼻のワイヤーでしっかりと固定できる不織布タイプのものがおすすめです!マスクが擦れて、にきびが悪化する、痒くなって湿疹ができる患者さんも多くいますので、自分にあったマスクを探してくださいね。
おすすめマスクその2
フィッティ シルキータッチ ふつうサイズ こちらのマスクの良い点は、素材が柔らかいこと。そのため、鼻や耳も痛くなりにくいです。新型コロナ感染症で、マスクの素材によっては、擦れて湿疹が出来たりニキビが出来たりしている方が多いのですが、そのような方には大変おすすめです。実は私も、病院のサージカルマスク以外では、最近はこちらのマスクをよく使用しています(*^^*)! 今年は新型コロナ感染症対策でマスクをしている方が殆どだと思います。 マスクをする際には、鼻回りまで隙間がないように折り目をつけてしっかりと装着しましょう!

②鼻づまりには鼻洗浄(鼻うがい)!

鼻うがい ハナノアシャワー 鼻づまりがひどい場合には、鼻洗浄(鼻うがい)という方法もあります。 慣れるまではやや難しいかもしれませんが、慣れるとかなりスッキリしますので、鼻づまりがなかなか治らないかたはぜひ練習してみて下さい(*^^*)! サイナスリンス・キット こちらは、私もアレルギー学会に参加した際に勧められて以来利用しています!粉末をお湯で溶かして使用するため、温かくて気持ちが良いですよ。 こども用鼻うがい サイナスリンス・キット サイナスリンスキットの子供用もあります。

③帰宅時には、コートや衣服についた花粉をはらう。

帰宅したら洗顔、うがいをして、鼻をかむ。 衣服には花粉除けのスプレーをする。 ファブリーズ 除菌消臭スプレー ハウスダストクリア また、コートを部屋の中まで持ち込まない工夫も良いですね。 私は花粉症シーズンでは、コートは玄関付近に置いて、クローゼットまでは持ち込まないようにしています。

④外には洋服を干さない。乾燥機を使用する。

f:id:chorino:20190224090258p:plain 基本ですが、屋外には洗濯物や布団は干さない。乾燥機がなければ、室内干しをしましょう!

⑤空気清浄機を使用する。

定期的に掃除機および空気清浄機を利用しましょう。私の家では空気清浄機を2台それぞれ別の部屋に置いています。 ちなみに・・皮膚科でよく診る「花粉症皮膚炎」とは!? 毎年春になると、2月中旬から4月にかけて、多くの花粉症患者さんが受診されます。 花粉症皮膚炎でしょうか?とよく聞かれるのですが、 花粉症皮膚炎の特徴としては、顔(特に目の周り、おでこ)、首に赤みと痒みが出ることが多いです。花粉症の症状があって、上記の部位に赤みがあったら花粉症皮膚炎を疑って皮膚科を受診してくださいね。一般的には抗ヒスタミン薬に加えて、ロコイドやキンダベート、アルメタなどの顔用の弱めのステロイド軟膏が処方されることが多いでしょう。もちろん、原因は花粉でない場合もありますので、正しく診断してもらいましょう!

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花粉症の基本について知ろう!

花粉症は、”季節性アレルギー性鼻炎”とも言います。 アレルギー性鼻炎には、季節によるいわゆる”花粉症”と、季節によらない”通年性アレルギー性鼻炎”の2種類に分けられます。 花粉症=季節性アレルギー性鼻炎 f:id:chorino:20190221201556j:plain 画像は”花粉症ナビ“より引用 花粉症は季節性アレルギー性鼻炎と言われており、花粉の飛散時期だけ症状が出ることが特徴です。 花粉の飛散量が多い年には花粉症デビューされる方多いですよね。今年も要注意です。  通年性アレルギー性鼻炎 f:id:chorino:20190221201559j:plain 季節アレルギー性鼻炎に対して、通年性アレルギー性鼻炎は、ハウスダスト(ダニ)によるものが殆どです。 季節によらず、ほこりの多い場所に居るときや掃除をしたときなどに鼻水などの症状が悪化します。

花粉は季節によって異なる!

花粉症といえば、スギやヒノキによる花粉症の方が多いため「春」と思う方も多いと思いますが、「季節ごと、地域ごと」に飛んでいる花粉が異なるため、夏から秋にかけての花粉症の方も多くいます。
春の花粉症
春の花粉症といえば、スギやヒノキが代表的ですね! f:id:chorino:20190221201607j:plain 北海道から九州まで、住んでいる地域により、花粉の飛散時期は異なってきます。 上記の表のように、スギやヒノキの場合は多くは2月から5月頭くらいまでですね! また、シラカバやハンノキが陽性の患者さんの中には、リンゴやモモなどのバラ科の果物などを食べると口の中がむず痒くなる方もいます。これを花粉食物アレルギー症候群PFASと言いますが、感作された花粉抗原との交差反応によって生じます。 同様に、夏の花粉症であるイネ科、秋の花粉症であるヨモギ、ブタクサでもPFASは起こります。 *参考:交差反応を起こす果物野菜について詳細について知りたい方は下図参照してください。 PFAS
夏~秋の花粉症
イネ、ブタクサ、ヨモギなど f:id:chorino:20190221201610j:plain 夏から秋にかけての花粉症には、イネやブタクサ、ヨモギなどがあります。 秋の花粉症も陽性になる方は多く、秋はハウスダストによる通年性アレルギー性鼻炎も悪化する時期ですので、どちらが原因か鑑別が必要になります。 ご自身がどの花粉症かは、病院でアレルギー検査をしてみましょう! 現在は、MAST36、VIEW39といった、花粉を含む多くの主要なアレルギーを一度に調べられる検査が主流です。費用は3割負担の方で約5000円程度で、1週間ほどで結果が分かります。アレルゲンごとに個別に特異的IgEを測定する方法もあります。おすすめは、VIEW39です。(VIEW39は花粉などの吸入抗原に関しては精度は高いとは言われていますが、食物に関しては、実際には食べても症状が出ないなど臨床症状と一致しない場合もあり、そのような場合にはプリックテストが有用です。) スポンサーリンク  

治療法 花粉症ガイドラインを見てみよう!

花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の治療法については、鼻アレルギー診療ガイドライン2020に記載されています! こちらのガイドラインは花粉症の治療で、医師が治療の際に参考にしているものです。 初期治療、軽度、中等度、重症と「重症度別に治療法」が分かれているのが特徴ですね! 鼻アレルギー診療ガイドライン2020年度版では、重症・最重症の項目に、抗IgE抗体であるゾレア(オマリズマブ)が加わっています! 参考までに、、 上記の薬について、ピンとこない方は、お薬の名前の例を挙げて見ましょう。 ①第2世代抗ヒスタミン薬・・アレグラ、アレジオン、ザイザル、アレロック、ビラノア、ジルテック、クラリチンなど ②遊離抑制薬・・リザベン、インタールなど ③抗ロイコトリエン薬・・キプレス、オノン、シングレアなど ④抗トロンボキサンA2薬・・バイナス ⑤Th2サイトカイン阻害薬・・アイピーディー ⑥鼻噴霧用ステロイド薬・・アラミスト、ナゾネックス、エリザス、フルナーゼなど ⑦第二世代抗ヒスタミン薬・血管収縮配合薬・・ディレグラ 皆さん、これまでに内服したことのある薬はありますか? 薬物療法では、重症度や症状により、上記の薬を組み合わせて治療します。(または一種類) それでは、ご自身の花粉症の重症度はどの程度なのでしょうか? 重症度の分類について見て見ましょう!

花粉症の重症度分類

f:id:chorino:20190223132141j:plain                   (http://www.jaanet.org/pdf/guideline_nose04.pdf 表を引用) 花粉症(季節性鼻アレルギー鼻炎)および通年性鼻アレルギー性鼻炎の重症度は上記のように分類されています。くしゃみ、鼻水、鼻閉(鼻づまり)、日常生活の支障度の項目がありますね。 上の表を見ると、たとえば、「くしゃみ」が1日6回以上ある場合には、「中等症」以上になりますので、多くの花粉症患者さんは中等症以上に当てはまるのではないかと思います。 となると、中等症では、上記のガイドラインを見ますと、 くしゃみや鼻水メインの方は・・ 第二世代抗ヒスタミン薬+鼻噴霧用ステロイド薬 鼻づまりがある方は・・ 上記に追加で、抗ロイコトリエン薬(キプレス、オノンなど) または、 ディレグラ+鼻噴霧用ステロイド薬 ということになります。 ディレグラに関しては、アレグラに塩酸プソイドエフェドリンという血管収縮作用が加わった薬で鼻閉に効果がありますが、2週間以内の処方になります。 また、適宜、眼症状に対して、抗ヒスタミン点眼薬(アレジオン点眼、パタノール点眼など)も追加していきます。 それでは、ここまでわかったところで、

花粉症の治療のメインとなる「第二世代抗ヒスタミン薬」と「鼻噴霧用ステロイド薬」について中心に見ていきましょう!

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薬による治療はいつから開始すれば良い?

上記のガイドラインの「初期療法」とは、花粉飛散時期の2週間以上前から薬物療法を開始することで、花粉飛散時期の症状を軽減します。

花粉症の方は、出来れば花粉症飛散時期より2週間前や症状が軽いうちから薬物療法を開始したほうが良いですね!

そして、出来れば、花粉飛散時期よりも前に、第2世代抗ヒスタミン薬と点鼻ステロイド薬を開始後、花粉が飛んでいる間の3~4か月の間は継続する方が良いと言われています!

第2世代抗ヒスタミン薬って何?

ところで、先ほどから繰り返しでてくる、第二世代抗ヒスタミン薬とはどんな薬なのでしょうか?

第1世代?第2世代?の抗ヒスタミン薬の違いって何?

抗ヒスタミン薬には、昔からある第一世代抗ヒスタミン薬第2世代抗ヒスタミン薬があります。 第一世代とは、例えばポララミンやアタラックスP、レスタミン、タベジールなどが当たります。 ポララミンは子供や妊婦さんでも使用できるので、内服したことがある方は多いのではないでしょうか。 これらの第一世代抗ヒスタミン薬のデメリットとしては、薬剤によっては、眠気、口喝(のどの渇き)、便秘、尿閉(前立腺肥大症には要注意)、眼圧亢進(緑内障には要注意)の副作用がありますので、特に理由がない限り、花粉症の治療としては第2世代抗ヒスタミン薬で開始する場合が多いでしょう。  抗ヒスタミン薬は第一世代、第二世代ともに、花粉症だけでなく、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどのアレルギー疾患、湿疹、かぶれの痒みなど多くの病気で利用されています! スポンサーリンク  

おすすめの薬! 第2世代抗ヒスタミン薬では何が一番良い?

第2世代抗ヒスタミン薬と言っても、現在は多くの薬が出ています。 f:id:chorino:20190224093554p:plain 例えば・・ アレグラ、アレジオン、アレロック、ジルテック、ザイザル、タリオン、ビラノア、デザレックス、ルパフィンなど。 ここ数年では、ビラノア、デザレックス、ルパフィンというお薬が発売されました。 中でも、アレグラ、アレジオン、クラリチンなどに関しては、市販薬でも購入でき、テレビでも宣伝していますので、ご存知の方は多いのではないでしょうか? 通常は、上記の抗ヒスタミン薬の中からまずは1種類を選んで内服します。

一体どの抗ヒスタミン薬が一番良いのでしょうか?

どの薬を選ぶかというのは、先生によっても異なるのですが、 抗ヒスタミン薬の中で最も処方される頻度が高いのは、アレグラと言われています!(日経メディカル調査2018.2より) アレグラは眠気が少なく、副作用も少ないので、内服している方は非常に多いお薬です。
【第2類医薬品】アレグラFX 28錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

【第2類医薬品】アレグラFX 28錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

アレグラと同成分(フェキソフェナジン塩酸塩)のお薬もあります。
【第2類医薬品】アレルビ 56錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

【第2類医薬品】アレルビ 56錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

花粉症の症状が出たけれど、すぐに、病院を受診できない場合は、アレグラがおすすめです。意外とジェネリックの市販薬の方が受診費用を考慮すると安かったりしますよ。 ただし、持病がある方は薬局や医師に相談してから使用してくださいね! 花粉症にはいろいろな薬がありますので、上記で改善しない場合や効果が不十分の場合にはぜひ病院を受診してくださいね。 また、1日1回内服のアレジオンもよく処方される薬のひとつです。 アレグラよりもやや眠気が出るかもかもしれませんが、眠気や倦怠感に関しては個人差が強く、出る方と出ない方がいます。 眠気が出やすいとされているアレロックでも眠気が出にくい方もいます。 アレグラは「眠気が少ない薬」として有名ですが、他にも眠気が少ないお薬では以下のようなお薬があります。 f:id:chorino:20190223093952j:plain ( http://city.kagoshima.med.or.jp/kasiihp/wordpress/wp-content/uploads/2018/01/H29-02.pdfより引用) 添付文書上に車の運転など「危険操作に関する注意喚起がないもの」 アレグラ以外では、ビラノア、クラリチン、デザレックスがありますね! 上記の内、クラリチンは妊娠中、授乳中でも内服可能ですので、そのような場合にも使いやすいですね。

抗ヒスタミン薬の強さ ランキング

花粉の症状が中等度~重症の方は、市販薬よりも効果が強めのお薬を内服するケースが多いです。 沢山の抗ヒスタミン薬の中でも、アレグラは副作用は少ないものの、そこまで効果は強くはないため、症状が収まらない場合には二倍量を内服したり、より効果の強めのお薬を選択します。 製薬会社の比較試験を参考にしますと、 (*私見がかなり入りますことをご承知おき下さい(^^;。) 第2世代抗ヒスタミン薬の強さは、強い順に、(2倍量で内服しない場合) アレロック ルパフィン ザイザル ビラノア ・・・ ただし、抗ヒスタミン薬の効果については個人差も大きいですので、 病院で自分にあったものを処方してもらうことが大切です! 薬の変更や、効果が不十分の場合には薬によっては2倍量に増やせるものもあります。 また、ガイドラインに記載があったように、鼻噴霧用ステロイド薬や抗ロイコトリエン薬を組み合わせることによって、症状をコントロールしていきます。 ちなみに、ご参考までに私の場合には、眠気の少ないビラノア+キプレス(抗ロイコトリエン薬)、アレジオンLX点眼薬+アラミスト点鼻薬(またはナゾネックス)を使用しています。  病院を受診する際には、鼻水だけなのか、鼻づまりや目の痒みもあるのか、皮膚の赤みもあるのか、伝えた方が良いですね!

鼻噴霧用ステロイド薬とは?

鼻噴霧用ステロイド薬とは・・アラミスト点鼻薬、ナゾネックス点鼻薬、エリザス点鼻薬、フルナーゼ点鼻薬などのことを言います。 出来るだけ一日のうち、鼻がすっきりとした時間帯、お風呂上りなどに点鼻するようにしましょう。 (このうち、フルナーゼ点鼻薬は市販薬も販売されていますが、店頭での販売となりますので、ドラッグストアで薬剤師さんに訪ねてみて下さいね) https://www.flunase.jp/ これらの点鼻薬を病院で処方されたことのある方も多いのではないでしょうか。1日1回点鼻することで徐々に効果が表れてくる点鼻薬です。ぜひ、抗ヒスタミン薬と一緒に併用していきましょう! 上記のうち、アラミスト点鼻薬やナゾネックス点鼻薬は子供にも処方されます。 ステロイドと言っても、内服(飲み薬)のステロイドとは違い、局所(鼻)に効くので副作用は少ないことが特徴です。これらの薬は病院で処方してもらう必要があります。 f:id:chorino:20190224100324p:plain 一方で、「点鼻用血管収縮剤」は、その名の通り、血管を収縮させる作用があるので即効性があります。しかしながら、連用することで、効果が落ちてきて副作用として薬剤性鼻炎を起こしうるといわれていますので、使用には注意が必要です。 市販の点鼻薬にも同様の成分が入っているものがありますので注意して使用しましょう! 分からなかったら、ドラッグストアの薬剤師さんに相談してくださいね。よく、点鼻薬を続けていると効かなくなると言われているのは、この成分が入った点鼻薬のことですね。 スポンサーリンク  

アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法、SLIT)

アレルゲン免疫療法とは、アレルゲンを含む薬を体内に摂取することで、体をアレルゲンに慣れさせる治療法です。 皮下免疫療法(注射)と舌下免疫療法(内服)があります。舌下免疫療法の方が重症な副作用が少ないことから、現在では舌下免疫療法が主流です。 スギの舌下免疫療法はシダトレン、シダキュア、通年性アレルギー性鼻炎の場合のダニの舌下免疫療法はミティキュアという名前のお薬を毎日舌下に服用します。(シダトレンは2021年3月31日で販売中止となり、その後はシダキュアのみとなります。) 現在のところ、花粉症では”スギ花粉のみ”この治療法が行えます。上記の薬物療法と異なり、根治や症状軽減が期待できます。ある報告では3年以上内服したところ、およそ8割ぐらいの方に効果があると言われていますが、その間でも花粉シーズン毎に上乗せの効果が出てきます。 スギの舌下免疫療法については、花粉症シーズン中には開始できませんので、花粉が飛んでいない時に開始を検討しましょう。(例:5~6月ごろから遅くとも12月には開始、ただし病院の方針によって異なります。)詳細はアレルギー科で相談してくださいね!ダニの舌下免疫であるミティキュアも開始時期をずらせば併用することができます。一般的にはミティキュアの方が口腔内の副作用が出やすいと言われております。 ご興味ある方は下記サイトで舌下免疫療法をやっている医療機関を検索して下さいね! スギ花粉症、ダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法施設|舌の下(したのした)で行う鳥居薬品の舌下免疫療法専門サイト

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ゾレア注射(抗IgE抗体 オマリズマブ)

また、2019年10月からは抗IgE抗体であるゾレアが花粉症に対して保険適応になりました!

昨年、治療した患者さんからはかなり良かったと評判がよく、今年も注射したいと受診される方もかなり多いです!私自身も重度の花粉症があり、今年からゾレアを開始しました。ゾレアは腕やお腹に打ちますよ!注射時の痛みはインフルエンザ予防接種よりは痛くなかったです(*^^*)!

これまで、喘息や慢性蕁麻疹に対して適応があったオマリズマブ(ゾレア)。 花粉症の患者さんに対しては、以下の条件に当てはまる重症の方のみ投与が出来ます。 ・重症、最重症のスギ花粉症患者。 ・これまで医療機関で抗ヒスタミン薬内服や鼻噴霧ステロイド薬を使用したが効果が不十分。 ・血清中の総 IgE 値が 30~1,500IU/ml の範囲にある。 ・スギ抗原に対する IgE 抗体がクラス 3 以上である。 ・12 歳以上で、体重が 20~150kg の範囲にある。 ゾレアは皮下注射のお薬で、2週間または4週間の間隔で花粉症の期間に注射をします。 効果が高いけれど、価格も他の治療よりも高価であることが難点です。 体重と総 IgE 値によって、投与量と2週間または4週間の投与間隔が決定し、それに従って、医療費が変わってきます。 総IgE値が高いと投与量も多く、2週間ごととなります。 患者さんによって治療費用が異なるということですね。 これまで花粉症で辛かった患者さんは、医療機関で相談してみて下さいね(*^^*)! 昨年、ゾレアを投与した患者さんについては、前回の総IgE値を参考に投与することもできます。(前回投与から1年以上経過している場合には再度採血検査が必要になります。) ~補足~ ゾレアはスギ特異的IgEだけでなく、全ての特異的IgEに作用しますから、ヒノキなど他の花粉症にも効果があると予想できますね!(ただし、現在日本ではスギ花粉症、クラス3のみが保険適応になります。) ゾレアは血中IgEと複合体を形成するので、半減期が延長し、投与中はIgE値が上昇することになります。 今後、スギ以外の重症花粉症にも保険適応が通るようになると良いですね!

花粉症の対策は、早め早めが基本です!マスク、うがい、手洗いを基本として、お薬で上手くコントロールしていきましょう!また、根治療法も期待できる舌下免疫療法もお勧めです!

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